文系崩壊の末に

農地改革・財閥解体に続き、

文系崩壊をはじめとした教育(思考)解体が最終段階に入ってます。

「教育」が〇〇にとって都合のよい人材を育てることとなった今、

止まることのないグローバリズムとともに進む産学連携は、

意思・決定権を経済に委ね、「教育」を「教育産業化」し

批判精神を育む文系崩壊・教育(思考)解体は完成するのです。

背景にあるもの

たとえば法学ならばJustice(公正さ)が、

経済学ならば利潤追求が考え方の基軸になりますが、

文学は何を基軸とするのでしょうか。

***

文学には考え方の基軸がありません。

それゆえに、表現された対象の背後にある広大な世界の中に

ある種の普遍性が見て取れるのです。

根拠

現代は

残念ながら、文学が成立する根拠がありません。

ゆえに今の文学は

上澄みだけのエンターテイメントです。

過去にフィクションを求めるか、

今を断片的に切り刻むか、

あるいは亡命者が国に想いを馳せるか。

自分の哲学(文学)をどこに求めますか。

グローバル化が進む今、

それは文学も無縁ではないのです。

文学研究

「文学研究」は実証研究ではないので

「〇〇研究」をしたところでそれは意味を成しません。

やる人自身に

否定的要素が必要なのです。