放棄

肩書やお金、評価(成果)が気になり

全く見えていない。

肩書やお金、成果(成果)に追われ

全く真実が見出いだせていない。

今は

文学・文化・思想の危機的状況。

自ら戦う術を放棄し、学問の場を放棄し、

いかにしてそれらを守ろうというのか。

文学を読み解くこと

およそ人間が言語を獲得した時から

表現者は普遍性を獲得するために思考錯誤してきました。

文学作品は今現在も生み出され続けていますが、

過去の文学作品は

長い時間の淘汰を経て残された文化そのものです。

これらを読み解くことは

広く人間社会や文化の在り方を問うことであり、

ひいては新しい文化や思想の創造に繋がっていくのです。

重ね繋げる

海外の新しいものを鵜呑みにし

伝達することに一生懸命になっている限り、

真の意味の「伝統」は育ちません。

留学して新し物を持ってくるだけなら

潰されて然るべき。

自然科学は先人たちの積み重ねでしか次がない。

「研究成果を重ねて繋げる」という意識を持ってはじめて

文学も何事も、「伝統」となっていくのです。

鵜呑み

文学だけでなく、日本がダメなのは

欧米で新しい論説が出てくると

それを鵜呑みにして単なる伝達者になってしまうところ。

自らの心で感じ、頭で考え、言葉で戦おうとしない。

これでは、文化は護れない。