大学のすがた

大学という、あまり信号が変わらないスクランブル交差点で

人々は知己になり挨拶を交わし

時に論敵になって意見を戦わせる。

時を同じくして言葉を交わした者たちが

意図せずして描き出す知的な、人間的な関係に

何か時代的な共通性や方向性が見いだせるとき、

そこに「大学」のあるべき姿が 浮かびあがることがある。